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総合ニュース
2014-04-30 11:48    
旅客船沈没:生徒たちのSNSメッセージ公開
90度に傾いた船内から「外に出た子たちが心配」
9時37分(船が60度傾いた状態) 「生きて会おう」「後で会おう」
10時1分−8分 「私は大丈夫。ライフジャケットを着けてるから」
10時9分以降返答なし

今月16日、沈みゆく旅客船「セウォル号」の中から発信された最後のメッセージは、檀園高校(京畿道安山市)の生徒が午前10時17分に送ったカカオトーク(スマートフォン向け無料チャット・通話アプリ)のメッセージだった。今月25日に公開された、全羅南道の漁業指導船から撮影された動画によると、このとき90度傾いていたセウォル号は、船体がひっくり返り始め、大部分が水面下に沈む直前だった。最後のメッセージを送った生徒は今も行方不明のままだ。

事故原因について調べを進めている検察と海洋警察の合同捜査本部はこれまで「個人的な内容が含まれている」との理由で、セウォル号からの最後のメッセージを公開していなかった。だが、合同捜査本部と遺族が公開した高校生たちのメッセージや動画からも、事故当時の緊迫した状況をうかがい知ることができる。

檀園高校生徒のチェ・ドクハ君(17)=死亡=は、午前8時52分ごろ、119番に電話をかけ「船が傾いている」と通報した。
檀園高校のほかの生徒が携帯電話のカメラで撮影した船室内の映像を公開した。この映像の中で生徒たちは「私、本当に死ぬかもしれない」「お父さん、私死にたくない」「お母さんに電話しようか。最後になるかもしれないから」などと、動揺した様子を見せ始めていた。

最初は楽しんでいるかのように見えた生徒たちの表情は、次第に堅いものになっていった。動画は「絶対動かないでください」という船内放送を最後に、いったん切れていた。撮影された当時、船体が60度以上傾いていたセウォル号は、8時55分に済州海上交通管制センター(VTS)との間で交信を行い「今、船が大きく傾いた。

早く来てほしい」と告げていた。
生徒たちが撮影した動画は、8時59分に再び始まり、9時30分ごろまで続いた。これとほぼ同じ時間である9時7分ごろ、2年4組の担任と生徒たちもカカオトークでメッセージをやりとりし合っていた。「今の状況はどう? ライフジャケットを着けて、動かないで待機していなさい」という担任のメッセージに対し、生徒たちは「まだけがをした子はいません。

先生は大丈夫ですか」と答えた。このクラスの生徒たちは30分後、船が90度に傾き、海洋警察の救命ボートが到着したころにも「生きて会おう」「ライフジャケットを着けている」「後で会おう」といったメッセージをやりとりするだけで、船室の外に出ようと呼び掛けてはいなかった。案内放送で指示される通りに、ライフジャケットを着けて船内で待機していれば、助けてもらえると信じていたようだ。
船体が90度以上傾き、左側が水面に付いていた10時にも、生徒たちはライフジャケットを着けたまま船内にとどまっていた

。10時1分から8分にかけ、母親とカカオトークでメッセージをやりとりした女子生徒は「私は大丈夫。みんなライフジャケットを着けて船室の中にいるから。でも外にいる子たちが…」と、むしろ船室の外に出た生徒たちを心配している様子だった。この女子生徒の母親は「友だちと一緒に、きちんと対処しなさい」と励まし「勇気を失わず、友だちと待機し、出てきなさい」というメッセージを送った。10時9分のことだった。だが、女子生徒からの返答はなかった。

朝鮮日報より
    
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