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総合ニュース
2010-05-26 12:37    
サッカーW杯:SBSが独占中継を公式発表
SBSがサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の独占中継を公式に発表した。これについてKBSとMBCは、「SBSの違法行為に対し、業務妨害、詐欺などの疑いで民事・刑事訴訟の手続きを行う」との姿勢を示した。


 SBSのイ・ナムギ副社長は25日、ソウル市内のSBS本社で行われた2010年W杯南アフリカ大会の放送計画発表記者会見で、「独占中継を事実上確定する。開幕式まで17日しかない状況で、国際サッカー連盟(FIFA)の承認が必要な共同中継は、法的にも現実的にも不可能」と説明した。


 これに先立ち地上波テレビ局3社は、放送通信委員会が定めた今月3日の交渉期限まで、W杯中継権の再販交渉を行っていたが、双方の溝は埋まらなかった。KBSは先月初め、「2006年5月30日に、放送3社が五輪・W杯の中継権確保に向けて共同推進(コリア・プール)の合意書まで作成したのに、SBSはその前の5月8日に、すでにIBスポーツと中継権の単独購買契約を終えていた。SBSの非道徳的な行為に対し、法的責任を追及する」と争う構えを見せていた。


 KBSとMBCが期待していたオフチューブ中継(スタジオに映像を伝送してもらい、それを見ながら解説・実況する方式)も実現しない見通しだ。SBSのW杯総括企画団の許仁九(ホ・イング)放送団長は、「オフチューブ中継は、重要でない試合や緊急の状況のときに行うもの」と拒否する意向を示した。FIFAがSBS以外の放送局に対し、現地取材(AD)カードの配布を拒否しているため、現地取材も難しくなる見通しだ。このため、KBSとMBCが放送できるのは、SBSが提供する1試合当たり2分、1日に5〜6分程度のニュース用映像のみになる見通しだ。



朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

    
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